生活の助けとなる存在 福祉用具専門相談員とは?

福祉用具専門相談員とは?

介護業界に数多くある職種の中には一般にはあまり知られていないものもあります。福祉用具専門相談員もその一つです。福祉用具専門相談員とは文字通り福祉用具に関するアドバイスを行う専門職になります。福祉関係の道具は一見同じように見えても目的から対象者まで細かく違っているため、状況に合わせて正しい選択をしなくてはいけません。使用に伴う事故などのトラブルを起こさないために福祉用具専門相談員が指導する必要があります。

事前に資格の取得が義務付けられていますが、国家資格には分類されていないので取得自体はそれほど難しくはありません。公的機関が指定するスクールで1週間程度の講習を受けた後、修了試験に合格をすれば取得できます。講習を受ける時は受講料として7万円前後の費用が必要です。介護福祉士、看護師といった特定の資格を持っている人は講習や試験を受けなくても福祉用具専門相談員として活動できます。働きながら取得を目指すことでスクールに通うのが難しいという場合はインターネットを利用したオンラインという選択も可能です。内容はスクールで直接学ぶものと変わりはありません。

業務で福祉用具を使用する事業所では福祉用具専門相談員を最低2人配置することが義務付けられています。需要の高さから通常の介護職員よりも採用率は若干高めです。求人募集も多く自分が希望する条件で働ける勤務地を選択しやすいという点は有資格者ならではの魅力と言えます。この仕事が気になってきた人は『福祉用具専門相談員になろう!<介護事業パートナーズ>』でさらに知識を深めていくと良いでしょう。